HTML5

2009年10月28日、HTML5 のドラフト仕様が WHATWG のラストコールになりました。これは仕様の完成が近いことを意味しています。この記事では、Mozilla の Gecko エンジンですでにサポートされている HTML5 仕様の各部分について書かれています。

HTML5 の紹介

HTML5 の紹介
この記事では、Web デザインや Web アプリケーションでの HTML5 の利用方法を紹介します。

HTML5 の要素

マルチメディアコンテンツを扱う New in Firefox 3.5
Firefox 3.5 で HTML5 の audio 要素と video 要素のサポートが追加されました。
HTML5 でのフォーム Gecko 2.0 が必要
HTML5 では Web フォームが改善されます。 <input> 要素の type 属性用の新しい値や新要素である <output> 要素などが新しく追加されました。
HTML5 でのセクションとアウトライン Gecko 2.0 が必要
HTML5 ではアウトラインとセクションに関する要素が追加されました。: <section><article><nav><header><footer><aside> および  <hgroup>
<mark> 要素 Gecko 2.0 が必要
mark 要素はテキスト中での特別関連性を強調させるために利用します。
<figure> および <figcaption> 要素 Gecko 2.0 が必要
これらの要素を用いることで、主となる文章と緩くつながった、最終的なキャプションを伴った図式や挿絵を追加できます。

Canvas のサポート

Canvas を使って図形を描く New in Firefox 1.5
新しい <canvas> タグと、Firefox にグラフや他のオブジェクトを描画する方法について学んでください。
canvas 要素の HTML5 text API New in Firefox 3.5
<canvas> 要素が HTML5 text API をサポートしました。

Web アプリケーション機能

Firefox のオフラインリソース New in Firefox 3.5
Firefox は HTML5 のオフラインリソース仕様をすべてサポートしています。
Web Workers New in Firefox 3.5
Firefox 3.5 は Web アプリケーションでの簡単なマルチスレッドサポートを可能にするために Web Workers をサポートします。これは HTML 5 標準の一部ではありませんが、 WHATWG で標準化されており、HTML5 とともに扱われることがしばしばあります。
Online および Offline イベント New in Firefox 3
Firefox 3 は WHATWG の online および offline イベントをサポートしています。これらのイベントは、アプリケーションや拡張機能に現在のインターネット接続の状態を知らせます。これらのイベントで接続と切断を検出できます。
WHATWG のクライアントサイドのセッションと永続ストレージ (DOM Storage) New in Firefox 2
クライアントサイドのセッションと永続ストレージにより、Web アプリケーションが構造化データをクライアント側に格納できるようにします。
Web アプリケーションからファイルを扱う New in Firefox 3.6
新しい HTML5 File API のサポートが Gecko に追加されました。この API は Web アプリケーションがユーザが選択したローカルファイルにアクセスすることを可能にします。これには type 属性の値に file を指定した <input> 要素に新しく追加された multiple 属性を用いることで複数ファイルを選択できるようになるサポートが含まれています。

DOM 機能

getElementsByClassName New in Firefox 3
Document および Element ノードにおける getElementsByClassName メソッドがサポートされています。これらのメソッドを用いることで指定したクラスまたは指定したクラスのリストを持つ要素を見つけることができます。
ドラッグ&ドロップ New in Firefox 3.5
HTML5 のドラッグ&ドロップ API は、Web サイト間におけるアイテムのドラッグ&ドロップをサポートします。また、拡張機能や Mozilla ベースのアプリケーションで使用できる簡単な API も提供します。
HTML 内のフォーカス管理 New in Firefox 3
HTML5 の新しい activeElement 属性と hasFocus 属性がサポートされています。
Web ベースのプロトコルハンドラ New in Firefox 3
navigator.registerProtocolHandler() メソッドを使用して、Web アプリケーションをプロトコルハンドラとして登録できるようになりました。

HTML パーサ

Gecko の HTML5 準拠パーサ (HTML 文書の固まりを DOM に変換するもの)は 2010 年 3 月にデフォルトで有効化されました。(Gecko 1.9.2 / Firefox 3.6 に搭載されている時点での HTML5 パーサはかなり不安定なバージョンであり実際に利用することはおすすめできないことに注意してください。) New in Firefox 4

追加の変更点

  • HTML 文書における localName および namespaceURI は XML 文書のときと同じ振る舞いをするようになりました。例えば、 localName は小文字の値を返し、HTML 要素の namespaceURI"http://www.w3.org/1999/xhtml" を返します。 New in Firefox 3.6
  • ページの URI 文書断片識別子 ("#" (ハッシュ) 文字から後の部分) が変更されたとき、新しい hashchange イベントがページに送られます。詳細は window.onhashchange を参照してください。 New in Firefox 3.6
  • class 属性をより簡単に扱うことを可能にするための HTML5 の  element.classList がサポートされました。 New in Firefox 3.6
  • 表示系属性に指定した色は HTML5 の仕様に従って解釈されます (システムカラーでサポートされていないものは除きます)。 New in Firefox 4

HTML 5 ではないがしばしばその一部分として扱われる技術

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